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RELAX2000コンフォートショルダーver.

【横向き寝に適したウッドスプリング比較】RELAX2000コンフォートショルダーverとナチュールフォームではどちらがよいのか

RELAX2000コンフォートショルダーver.とナチュールフォームはどちらも横向き寝が非常に快適なウッドスプリングですが、実際にはどう選べばいいのでしょうか?

ナチュールフォーム(naturfoam)
<em>ナチュールフォーム<em>
RELAX2000コンフォートショルダーver.
RELAX2000コンフォートショルダーver

結論

『より横向き寝に特化するならナチュールフォーム。横向き寝を重視しつつ仰向きとのバランスを考えるならRELAX2000コンフォートショルダーver.。』

これが快眠屋の基本的結論です。(あくまで我々の考えです)

ですが例外はつきもので、使用する方の体型によっては横向き寝特化であってもRELAX2000コンフォートショルダーver.をオススメします。

また実際には組み合わせるマットレスの厚み・硬さによって最終的な寝心地が変わってまいりますので、あくまでウッドスプリング単体を比較した場合の結論とお考えください。

そもそも仰向きと横向きとでは最適なマットレスは異なる

資料体圧チェック

あまり広く知られていない事実ですが、全く同じ人でも仰向き寝と横向き寝とでは最適なマットレスは異なります。仰向き寝メインなら硬め、横向き寝メインなら柔らかめを選ぶのがセオリーです。(ただ一口に硬め・柔らかめといっても、その基準は人によって違うので自分の体型を考慮して硬さを決定する必要があります)

理由は主に二つ。

一つ目は、人間の身体は背面側よりも側面側の方が凹凸差が激しく、その分凸部分(肩とお尻)を多めに沈ませる必要があるから。

そして二つ目は、仰向き寝に比べて横向き寝はマットレスとの接触面圧が大きく、そのプレッシャーを和らげる必要があるから。

仰向き寝も横向き寝も「立っている時の姿勢を再現しつつ、マットレスとの接触面圧を減らすことが大切」という点は同じですが、その目的を達成するために必要なマットレスの沈み込みは違うということですね。

ただ実際には仰向き寝オンリー(or横向き寝オンリー)というケースは非常に少なく、横向き寝メインの人でも仰向き寝の時間がゼロというわけではないので、そのあたりのバランスを考えてマットレスの沈み込みを決定していく必要があります。

この辺りは本来ならもっと深く掘り下げてもよいテーマです。ですが深掘りしていくと際限がないので、今回はひとまず仰向き寝と横向き寝とではピッタリな硬さが違うということだけ覚えておいて頂ければOKです。

横向き寝で大切なことは背骨をまっすぐに保つこと

資料:横向き寝

横向き寝で快適に過ごすには、上の写真のように身体の凹凸に合わせて沈むところと沈まないところを作ってあげて、背骨がまっすぐになる姿勢を確保することが大切です。(さらに言えばこのことに加えてマットレスとの体表面の接触圧を減らすことも重要です)

下のように回転させると歪みの少ない姿勢が再現されていることがよくお分かりいただけるはず。

資料:横向き寝

ここがうまくいっていないと無理な姿勢で眠ることになってしまうので、最終的に身体をひねったり、うつ伏せ気味になりながら寝る羽目になります。

例えばこの写真。

資料:横向き寝

肩とお尻のでっぱりをうまく吸収できていないので、左肩と右肩を結んだラインが地面に対して垂直になっていません。

そうなると背骨が湾曲し、骨格が歪む原因となります。硬めの高反発マットレスや、ボンネルコイルのマットレスに寝るとこういった状態に陥りやすいですね。(ラテックスマットレスやポケットコイルのマットレスでも硬さが合わないとこうなります)

資料:横向き寝

睡眠時間が1時間程度ならこのように歪みのある姿勢で寝ようが大した問題にはならないでしょうが、仮に1日のうち7時間を寝て過ごして、そのうちの半分が横向き寝の時間とすると1年で約1,250時間、10年なら12,500時間を歪んだ状態で過ごすことになるわけです。

これで身体に悪影響がないと考えるのはいささか楽観的すぎるのではないか、というのが快眠屋の考えでして、将来的な健康リスクを抑えるためにも常にお客様の骨格・姿勢を意識してマットレス、枕のフィッティングを行なっています。

ナチュールフォームの特徴

ナチュールフォーム

ナチュールフォームは一見ナチュールフレックスに似た構造のウッドスプリングですが、実際の性質、寝心地は大きく異なります。

ラテックスクッションの厚みが違う

ナチュールフォーム

まずラテックスクッションの厚みが違います。ナチュールフレックスが7cm厚なのに対して、ナチュールフォームは10cm厚と40%ほど厚みが増しています。たかが3cmの違いと思われるかもしれませんがその違いは絶大です。

スラット(木板)のしなり、沈み込みが大幅に増幅されるので、身体の凹凸に対してスラットがより柔軟にフィットします。

肩を沈めるためのショルダーエリア

ナチュールフォーム
ナチュールフォーム(naturfoam) GIF
ナチュールフォーム

そしてなんと言ってもナチュールフォームの最大の特徴は、肩部分にソフトタイプのラテックスクッションが採用されている点です。

具体的には上から数えて7〜15本目のスラットを支えているラテックスクッションにソフトタイプが使われています。(厳密にはナチュールフォームはシンメトリー仕様のため、足元側から数えて7〜15本目も同じソフトタイプのクッションが使われています)

その中でも特に7〜12本目は

・ラテックスクッションの数も両サイドと中央の3本だけ
・周辺から独立している
・スリットが入ったソフトなスラットが使われている


という理由で、横向きで寝ると肩がほぼ完全に吸収されます。

ナチュールフォーム

ナチュールフレックスではどんなにソフトに設定してもここまで肩をスムーズに吸収することはできないので、この点はナチュールフォームの大きなメリットです。特にお尻やウエストよりも肩幅が広い逆三角形の体型の方に無類の効果を発揮します。上半身を使うスポーツをしていて、肩幅が発達している人が横向きで寝るにはうってつけですね。

RELAX2000コンフォートショルダーver.の特徴

RELAX2000コンフォートショルダーver.

RELAX2000はナチュールフォームやナチュールフレックスとは根本的に異なるウッドスプリングです。下のGIF画像のように、一つ一つのプレートクッションが独立して可動し身体を支える構造になっていて、ナチュールフレックスと比べると全体的にフワフワとした包み込まれるような寝心地が得られます。

GIF RELAX2000コンフォートショルダー_2

独自の肩落ちシステムが備わっている

GIF RELAX2000コンフォートショルダー_2

RELAX2000はノーマルver.でもそれなりに横向き寝が快適なウッドスプリングですが、コンフォートショルダーver.はさらに肩が5cm分沈み込む肩落ちシステムが搭載されているので、横向き寝における肩のストレスが非常に低く、骨格が歪みやすい横向き寝においても姿勢が整いやすいというメリットがあります。

RELAX2000コンフォートショルダーver.

仰向き寝とのバランスを考える

ナチュールフォーム

以上のようにナチュールフォームもRELAX2000コンフォートショルダーver.も、横向きで快適に眠るためのウッドスプリングとなっています。

ただどちらも同じようなコンセプトでありながら実際の寝心地には差があり、特に仰向き寝とのバランスを考えた時にその差が明確になります。

ナチュールフォームは仰向き寝にはやや不向き

ナチュールフォームは横向き寝には非常に快適です。ですが仰向き寝にはあまり向いていないというのが快眠屋の考えです。というのもナチュールフォームは肩部分が他の部分に比べてあまりにもソフトなので、仰向き寝で眠ると背中だけが必要以上に沈み込んでしまうことがあるからです。

ナチュールフォーム
ナチュールフォーム

上の2枚の写真は快眠屋スタッフが仰向きで寝た様子を撮影したものです。写真ではなかなか分かりにくいかもしれませんが、二人とも下半身に対して背中の部分が大きく沈んでいます。ある程度は背中が沈む必要があるとはいえ、必要以上に沈んでしまうと姿勢が悪くなってしまうので決して良い状態とは言えません。

ナチュールフォーム

組み合わせるマットレスの厚みをもう少し分厚くするとやや背中の落ち込みは軽減しますが、それでもまだ若干背中が落ちている状態です。

高齢で背中が曲がっていたり、お尻に対して広背筋が発達していて背中の出っ張りが強い人に関しては、この背中の沈み込みがむしろプラスに働くのですが、多くの方にとってはマイナスに働く可能性が高いと言えます。

RELAX2000コンフォートショルダーver.はバランス型

一方でRELAX2000コンフォートショルダーver.はどうかというと、仰向きで寝てもナチュールフォームのようなクセのある背中の沈み込みはそれほどありません。(準備が整ったらまた写真を載せます)

理由は簡単。RELAX2000コンフォートショルダーver.の場合、肩部分がソフトな構造になっているとは言え、ナチュールフォームと比べると肩部分の反発性が強めに設定されていて、局所的な沈み込みが起こりにくくなっているからです。

RELAX2000コンフォートショルダーver.

さらに掘り下げると、RELAX2000コンフォートショルダーver.は構造上、中央で寝た時と両サイドで寝た時とでは肩部分の沈み込みが異なります。具体的には中央がもっとも硬く、サイドにいけばいくほど柔らかくなります。

RELAX2000コンフォートショルダーver.

そのため「マットレスの中央部で仰向き寝になっている時はあまり背中が沈まないが、寝返りをうって(サイドに移動し)横向き寝になると肩が沈む」という現象が起こり、その点でも仰向き寝とのバランスが良いと言えます。

ですが、だからといってマットレスの中央で横向き寝に寝ると肩が沈まないかと言うと流石にそこまでの違いはなく、ノーマルver.のRELAX2000と比べれば中央で寝ても肩はきちんと吸収されますのでご安心ください。

ふたたび結論

以上の理由により、やはり結論はこうなります。

『より横向き寝に特化するならナチュールフォーム。横向き寝を重視しつつ仰向きとのバランスを考えるならRELAX2000コンフォートショルダーver.。』

同じ横向き寝が快適なタイプであっても、ナチュールフォームはより尖った仕様になっていて、それに比べてRELAX2000コンフォートショルダーver.はマイルドな仕様になっている印象ですね。

注意点:肩幅によってはナチュールフォームだと沈みすぎることも

ナチュールフォーム

ただし体型によっては横向き寝であってもナチュールフォームだと姿勢がやや歪になることがあります。

例えば上の写真。立っている時の姿勢を再現できているかというとやや歪みがあります。

上述のようにナチュールフォームは肩部分が非常に深く沈むため、肩幅がそれほどない人でもかなりガッツリと肩が沈みます。そうなるとウエストやお尻に対して肩が必要以上に沈み込んでしまい、結果的に全体のバランスが崩れてしまいます。

この場合は横向き寝特化であってもナチュールフォームよりRELAX2000コンフォートショルダーver.をお選びいただくことをオススメします。

可能であればマットレスフィッター®️によるフィッティングをお受けください

マットレスフィッターバナー資料

遠方にお住まいでなかなか伊勢までは行けないという場合でも、電話やLINE、メールでカウンセリングを行い、寝具を提案・販売することも可能です。ですがやはり理想は実際にご来店いただいてフィッティングを受けていただくこと。

こういった時勢ですので難しい部分もあるかと思いますが、ぜひタイミングの良い時に伊勢旅行ついでにお越しください。

来店ご予約は電話、LINE、メールにてお受けしております。